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理事長よりご挨拶
 このたび、第六代日本白内障学会理事長を拝命いたしました。昭和39年に発足された本学会は、長い歴史を持ち、多くの先達による研究と臨床の積み重ねによって発展を遂げてまいりました。歴代の理事長、会員の皆様のご尽力に心より敬意を表するとともに、その伝統を引き継ぎ、さらに発展させるべく努めてまいります。
 白内障は現在、手術によって治療可能な疾患となっております。しかしながら、高齢化が進む現代社会において、手術治療の進歩のみならず、予防や薬物治療の開発も強く望まれております。そのためには、水晶体の生理・病理に関する基礎研究の進展と、臨床研究の発展が不可欠であり、本学会がその中心的な役割を果たすべきであると考えております。
 本学会は、基礎研究者と臨床医が共に学び、意見交換を行い、さらには共同研究を進める場として機能してまいりました。今後もその精神を大切にし、異なる専門領域の研究者が自由に議論できる環境を維持しつつ、新たな知見の創出を促進したいと考えております。
 一方で、昨今の学会運営において、会員数の減少が懸念されております。白内障研究の重要性を改めて広く発信し、多くの若手研究者や臨床医の参加を促すことで、学会の活性化を図ることが急務です。参加大学の増加も含め、多様な専門家が集い、共に学び合える場を整えていく所存です。
 また、本学会は、研究の進展のみならず、会員同士がオープンに意見を交わし、アットホームな雰囲気の中で切磋琢磨できることも大きな特長です。この伝統を大切にしながら、新たな挑戦を続け、より魅力的な学会へと発展させてまいりたいと存じます。
 会員の皆様とともに、白内障研究のさらなる発展に寄与すべく尽力してまいりますので、今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
日本白内障学会 理事長
久保 江理
日本白内障学会
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