
理事長よりご挨拶
![]() 白内障は現在、手術によって治療可能な疾患となっております。しかしながら、高齢化が進む現代社会において、手術治療の進歩のみならず、予防や薬物治療の開発も強く望まれております。そのためには、水晶体の生理・病理に関する基礎研究の進展と、臨床研究の発展が不可欠であり、本学会がその中心的な役割を果たすべきであると考えております。 本学会は、基礎研究者と臨床医が共に学び、意見交換を行い、さらには共同研究を進める場として機能してまいりました。今後もその精神を大切にし、異なる専門領域の研究者が自由に議論できる環境を維持しつつ、新たな知見の創出を促進したいと考えております。 一方で、昨今の学会運営において、会員数の減少が懸念されております。白内障研究の重要性を改めて広く発信し、多くの若手研究者や臨床医の参加を促すことで、学会の活性化を図ることが急務です。参加大学の増加も含め、多様な専門家が集い、共に学び合える場を整えていく所存です。 また、本学会は、研究の進展のみならず、会員同士がオープンに意見を交わし、アットホームな雰囲気の中で切磋琢磨できることも大きな特長です。この伝統を大切にしながら、新たな挑戦を続け、より魅力的な学会へと発展させてまいりたいと存じます。 会員の皆様とともに、白内障研究のさらなる発展に寄与すべく尽力してまいりますので、今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 日本白内障学会 理事長 久保 江理 |
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